湖の道−4(琵琶湖大橋から石山まで)
6月26日
後半は炎天下の琵琶湖の南端部を、砂漠のラクダのように行軍する過酷な状況でした。
夕刻には最南端を通過し瀬田川の誕生を見ながら、琵琶湖東岸の旅を終えました。
湖岸の木陰で軽い昼食を済ませ草津に向かって、アスファルトの執拗な熱気攻撃を受けながら、歩き始めます。
草津市に入ると琵琶湖博物館があり、向かいには道の駅もありました。
以前に2回ほど訪れたことがありましたが、今回は通過です。
烏丸半島から望む対岸、大津坂本付近です。右の写真は雲行きが怪しそうな東側の風景です。
帰帆北橋を渡ると近江大橋が見えて来ます。いそしずさんはこのあたりで体調を崩されました。
イオンのお店で休憩のあと、いそしずさんとお別れして、石山を目指しました。木之本の大音交差点から始まるさざなみ街道87kmが、大津市の大萱交差点で夕照(せきしょう)の道に受け継がれていきます。
瀬田川で大学の漕艇レースが行われていました、あいにくレースが終わった直後のようで撮ることが出来たのは、川を遡ってくるボートの風景でした。遡るところを見たのは初めてですが、明らかに漕ぎ方が違っていました。細い艇の上で立ち漕ぎのような態勢でした。
流れの方向によって漕ぎ方が変わるのは知りませんでした。パドルを深く入れるのが良さそうです。
川岸にはたくさんのボートが並べられていました。シーカヤックとは異なりかなり艇幅が狭く設計されています。横波には弱そうです。
琵琶湖と瀬田川の境界標識(琵琶湖最南端)が立てられていたのは、琵琶湖漕艇場の標識のそばでした。瀬田川は琵琶湖から流れ出る唯一の川であり、京都府に入ると宇治川になり、木津川、桂川と合流した後は淀川になって大阪湾に注ぎこみます。
一号線の橋を越えると「瀬田の唐橋」です、ここは上方落語「兵庫船」の一節で「瀬田の唐橋からは膳所が見える」というセリフがあり、実際に検証しました。
地図上ではかなりの距離があり、建物も多く建っているので膳所を見通すことは不可能でした。徒歩で東海道を旅していたころの風景かと思いました。
石山駅に到着です、5時半でした。
暑過ぎてちゃんぽんを食べる気にはなれず、定食屋さんで缶ビールでした。
夏のような長い一日が終わりました、琵琶湖一周ウオーキングも4回目で前半を終わることが出来ました。いそしず様、過酷な行程でしたが御付き合い頂きありがとうございました。
次回は秋になってからの後半になると思います、よろしく御願いします。
コースタイム
琵琶湖大橋東岸(12:00)-琵琶湖博物館(13:30)-帰帆北橋(15:25)-イオンモール(15:50) 休憩30分 (16:20)-瀬田の唐橋(17:05)-石山駅(17:30)
歩行距離 約40km 所要時間(休憩込) 近江八幡ー石山 約10時間
「アウトドア31文字」
唐橋を 渡りて望む 瀬田川の
北に広がる 大きな琵琶湖
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