立山の小さな秋
9月最終のイベントは立山を選んでみました。今年は夏の天候が続き例年のような紅葉は少し遅れているようです。
29日(土) 6:30 いつものように前夜11時ごろ堺を発ち、立山駅に着きました。多くのお客さんが、ケーブル乗り場に行列を作っていました。
7分ほどで終点の美女平に着き、高原バスで室堂まで行きます。秋晴れの爽やかな朝でした。朝食を済ませ立山連峰の登山をスタートしました。写真は室堂平、登山道、一ノ越から見た雄山です。
夏の花はほとんど終わっていましたが、開花後のチングルマ、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウが咲いていました。
一ノ越からの急登を歩き雄山(3003m)には11時ごろ着きました、最高点には祠があり500円の料金が要ります。
休憩の後、真砂岳に続く縦走路に入りました。2番目の山は最高峰のある大汝山(3015m)です。
12時ごろ大汝山(おおなんじやま)に着きました、雄山、山頂標、黒部ダムです。黒部湖を眺めながら昼食にして、次の真砂岳に向かいました。
富士の折立(2999m)を過ぎると、両側が斜面の稜線を歩くコースになります。今回のルートの中で一番歩き安いところでした。真砂岳(2861m)に1時半ごろ着き、予定していた別山(2880m)は下山が遅くなるので、ヒュッテに降りる「大走り」コースに変更しました。
2時前に分岐点に戻り、下降を始めました。まだ溶けない雪渓もありました。
紅葉を始めた小さな植物もあります、ナナカマドが黄色い葉に変わるのはもう少しかかりそうです。
下山道は長い下りが続きましたが、きれいな花が多く楽しめました。
五時前に、山荘に到着しました。「雷鳥沢ヒュッテ」です。大きな温泉があり、源泉の湯もあります。一日の疲れを癒すのには温泉が一番です。
9月30日 2日目は、雨の朝を迎え予定を変更することになりました。朝風呂は山で入るのは初めてでしたが、他にすることがないので、ゆっくり浸かれました。
別山の登山をあきらめ、朝食の後6時半ごろヒュッテを出ました。室堂ターミナルまで、地獄谷遊歩道を歩いてみました。別府の温泉のような噴気口がたくさんあり、硫黄の匂いがたちこめ、異様な光景でした。ヤマケイJOYに記事が紹介されていた時は、意味がよく分からなかったのですが、現場に来てみると理解できました。
みくりが池も晴れていれば、山の風景が映りこむと思いましたが前日に撮っておくべきでした。
室堂を8時のバスで帰途に着き、9時ごろ立山駅に降りましたが、雨は止まず「称名滝」に寄ってみることにしました。
天気と時期がよければ、もっときれいな写真が撮れたと思いますが、4段の最下部しか見ることができませんでした。また次回に来てみます。
昼食は立山駅近くの「ウエルサンピア立山」に寄りました、きれいな温泉があり、ゆっくりできました。12時半ごろ雨の立山を後にして渋滞のない北陸道を走り、堺には6時半に帰って来ました。2日目はほとんど観光のような山旅でした。
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